空芯菜の栄養価、料理方法等とあれこれ
エンサイ、ウンチェーバー、朝顔菜、ヨウサイ、コウシンツァイ等‥いろんな呼び名を持つ野菜、空芯菜。
最近ではスーパーで見かけたり
居酒屋さんのメニューにあったりと
関東でもよく見かけるようになりましたね。
私が初めて口にしたのは沖縄に住んでいたころ。
沖縄の近所のオバーが
方言をよく理解していなかった私に
「ウンチェーバー持ってくか~」
と、にこやかに声をかけてきました。
「エッ? ウンチ…バー?!ですか…??」汗;汗;
使い慣れない言葉と、
親切なようで解らない言葉で話しかけてくる事に
戸惑った記憶があります。
関東に住んでいた時は見たことも食べたこともなかった野菜でしたが
沖縄では普通に食べられている野菜なんだとか。
調理方法など、どんな野菜かを調べるのに
インターネットでポチット検索、とはいかなかった時の話。
野菜基本大百科で調べたものでした。
その本には中華野菜の分類で紹介されていました。
そもそも空芯菜とは高温多湿の中国南部や東南アジアで
よく生育する野菜なんだそうです。
沖縄でも実際よく育ちました。
空芯菜には汗と共に失なわれるカリウムをはじめ、
ビタミンB1、B2などを沢山含まれているので
エネルギーの代謝を高めてくれる作用があります。
なるほど、熱い地域でよく食べられているのも納得です。
又、カルシウムが多く含まれているのと
骨にカルシウムを定着させてくれるビタミンKも
沢山含まれているので
育ち盛りの子供や骨粗鬆症が心配な年代の方には
もってこいの食材。
鉄分も豊富なので
ほうれん草に負けず劣らずの緑黄色野菜なんですね。
早速、食べ方の紹介です。
やはり、王道は炒め物でしょうか。
~疲労回復にもってこい!
空芯菜と豚肉ののガーリック炒め~
材料:空芯菜・・一袋(適宜)
豚バラスライス・・お好みの分量
ニンニク・・大1片
炒め油・・多めの適宜
塩、コショウ、料理酒、醤油、オイスターソース適宜
・空芯菜を3~4センチ位の長さに切ります。
・ニンニクは薄輪切りにします。
・フライパンに多めの炒め油を注いでニンニクを入れます。
・ニンニクは焦げやすいので香りが出たら一度引き上げます。
・豚肉をフライパンに投入し、炒めます。
・肉に調味料で味をつけて火が通ったら引き上げます。
・フライパンの油が少なくなっていたら足し、高温に熱し
空芯菜を投入、炒めます。が!ここがポイント!
強火でサッと炒める事。
中華料理店で火が上がるほどの高温で炒めるのを
イメージしていただけると良いと思います。
葉に火が入り始めてきたら調味料で味付けしていき
別にしておいた肉とニンニクを和えて完成。
ある日の晩ごはん。
主人が遅いので
先に調理を済ませて帰宅を待っていた時の事。
せっかく作った空芯菜の炒め物が
皿の上でみるみる黒ずんでいってしまったことがありました。
調理後は緑色がくすむので早めに食べてくださいね。
アジアの方では茎の部分を専用のカッターで細ーく切り、
水にさらしてクルンックルンにしてサラダで食べるのだとか。
是非試してみたいものです。